発表: 2009年10月26日

インベンセンス、世界初のワンチップ3軸デジタルジャイロセンサを発表――3ドル以下の低価格を実現

ITG-3200™は、ゲームおよび3Dリモコン向けに飛躍的な進歩を遂げたモーション・プロセシング・テクノロジーを提供します

米国、カリフォルニア州、サニーベル、2009年10月26日――コンスーマ市場向けインベンセンス(InvenSense, Inc.)のリーディングプロバイダーであるインベンセンス(InvenSense Inc.)は本日、世界初となる3軸(ピッチ、ロール、ヨー)、シングルシリコンチップ製品、、ITG-3200™MEMS3軸ジャイロセンサを発表しました。今日まで、高額なトータルコストと安価なジャイロが存在しなかったことにより、成長の見込める市場であるにも関わらずモーションベースのゲームや3Dリモコンによるテレビのメニューナビゲーションの市場は、十分に開拓されていませんでした。 ITG-3200は、インベンセンスの革新的なシステムインテグレーションテクノロジーとデジタル出力デザインを通じ、こうした市場のニーズに応えます。同等のソリューションをマルチ・チップで実現した場合と比較すると、消費電力で50%以上削減、パッケージサイズ(4 x 4 x 0.9mm QFN)で67%削減を実現しました。 ITG-3200は現在、既に入手可能で、大規模市場での量産時価格は1個あたり3ドル未満になると見込まれています。

インベンセンスの特許取得済みの製造工法“ナシリ・ファブリケーション”により製造され、既に約1億軸が市場に出荷されていますが、ますます強まる生産キャパシティの増強、テストおよび組立コストの削減要求に対応していくため、6インチから8インチへウェハサイズを移行します。またITG-3200は、従来よりも微細なCMOSプロセスを採用しており、弊社の前世代ジャイロ製品と比較すると、機能追加、ウェファあたりのダイ数量の増加、低価格化を同時に実現しています。ITG-3200は高度に自動化された事業所であるインベンセンス台湾で検査、較正されます。

「3Dエアー・ポインティングやモーション・コントロールは家庭用据置ゲーム機のトップ企業によってごくふつうのものになりました」。iSuppliのMEMSシニアアナリスト、リチャード・ディクソン氏は述べています。「3軸のコンスーマ向けMEMSジャイロセンサの開発は、新しいインタフェースとして一気に広く応用され、この市場の成長を加速させるでしょう。インベンセンスは、この分野で常にリードしてきましたが、非常に複雑なこのデバイスを創業後わずか5年という短い間にコンスーマ市場で求められている高さ1mm以下で、なおかつ3ドル以下を視野に入れた製品を市場に投入できたということは、あらためて同社のテクノロジー力を証明しています」。

ITG-3200はいくつかの業界初の機能を備えたMEMSジャイロセンサです。3軸が一体化しているので、軸間の相互干渉がなく、ゼロ点のオフセット・シフトも不要になります。デジタル出力は、外付けの高解像度ADCを不要にします。MEMS構造設計と微細化したプロセスは、他の3軸ジャイロセンサよりも電池寿命を長くし、しかも業界最小のパッケージサイズ(4 x 4 x 0.9mm)に収められています。

インベンセンスのゲーミングおよび3Dユーザ・インタフェース・ビジネス・ユニット担当副社長のマイケル・マイア氏は次のように述べています。「他のMEMSジャイロメーカはようやく第一世代の製品を出しはじめたばかりですが、当社のITG-3200は既に量産向けに実績のあるプラットフォームを基に、最新で革新的なMEMSジャイロ特許テクノロジーを駆使した第3世代の製品です」。

「私たちは、採用しやすい価格、サイズ、パフォーマンスなどといった市場の要求に新たなソリューションで応えます。こうして、今までは簡単に使用できなかった多くのアプリケーションでの採用も可能になるでしょう」。

ITG-3200は、最高の性能を発揮できるよう3つの独立したMEMSジャイロ構造を一枚のサブストレート上に配置して設計されています。3つの高解像度16ビットADコンバータ(ADC)を内蔵しており、動きの速いモーションゲームに対応する一方で、精度の高いポインティングやカーソルコントロールにも対応します。本製品は、信号処理や多くの外付け部品を省いたシンプルなシステム・デザインを提供します。ITG-3200はローパス・フィルター、温度センサ、高速モードI²Cシリアルインタフェースを内蔵しています。

性能面では、素早い動きのゲームプレーにも対応できるよう、検出範囲は2,000°/秒まで対応し、0.03°/s/√Hzの低ノイズ特性、業界最高水準である10,000gの耐衝撃性を備えています。また、最新のデザインアーキテクチャを用いることで±2%という優れた他軸性を実現しています。

ITG-3200は、現在、限られた得意客向けにサンプルを提供中です。量産開始は2010年第一四半期を予定しています。さらに詳しい情報についは、インベンセンスのウェブサイトをご参照ください。

インベンセンスについて

InvenSenseは、ポータブル機器を中心としたコンスーマ・アプリケーション向けモーション・プロセシング製品のリーディング企業で、革新的なテクノロジーを基盤に、世界中のお客様に毎月数百万個の製品を出荷しています。

弊社が所有するモーション・ププロセシングテクノロジーに関する特許と製造工法“ナシリ・ファブリケーション”は、特性の向上や機能の拡充、さらに直観的な動きや、ジェスチャーを利用するユーザインタフェースを取り込みながら拡大しているゲーム、手ぶれ補正、リモコンなどのさまざまなマス・マーケットのニーズに対応しています。インベンセンスは非上場企業で、本社は米国、カリフォルニア州サニーベル市にあります。弊社の概要、製品について詳しい情報はhttp://www.invensense.com/jp/index.html をご参照ください。

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