MPU内蔵のシングルチップとアクセラレータ・エンジンにより、ロケーションサービス、3Dゲーミング、手ぶれ補正、ジェスチャー認識など多彩な機能を実現
米国、カリフォルニア州、サニーベル、2010年1月26日――コンスーマ・エレクトロニクス向けモーション・プロセシング・ソリューションにおいてMEMSジャイロのトップシェアのサプライヤであるインベンセンス(InvenSense, Inc.)は、本日モーション・プロセシング・ユニット製品、MPU-3000™ファミリを発表しました。MPU-3000はハードウェア・アクセラレータ・エンジン機能をもつデジタル・モーション・プロセサ(DMP)を内蔵した業界初の3軸ジャイロセンサです。多機能の最新スマートフォンには動作検知を応用したゲームやナビゲーション、ビデオや写真の手ぶれ補正、正確なジェスチャー認識などの機能が求められています。このような機能に対応するためには、幅広い検出範囲、小さなパッケージ・サイズ、低い消費電力、高い感度と低いノイズ性能のジャイロセンサが必要となります。MPU-3000は、250~2000°/秒以上の検出範囲、16bit ADC、プログラマブル・デジタル・フィルタ、精度1%の出荷時キャリブレーション、6軸センサ・フュージョン、および13mWの駆動時消費電力など、スマートフォンでモーション・プロセシングを実現するために必要となる業界初の機能を数多く搭載しています。
4x4x0.9mmのパッケージ・サイズで、I2C、もしくはSPIのデジタル・インタフェースを備えているMPU-3000ファミリは携帯電話の要求仕様を満たす業界初のジャイロセンサです。MPU-3000は、業界初となるデジタル・モーション・プロセサ(DMP)を内蔵し、従来の慣性センサのアーキテクチャを拡張します。DMPはFIFOを内蔵し、ホストCPUから高い動作周波数を必要とするアルゴリズムの負荷を軽減し、システム全体のパフォーマンス向上に寄与します。また、MPU-3000は、I2Cインタフェースをもう一系統もっており、DMP(デジタル・モーション・プロセサ)に加速度センサを外部に追加で接続することができます。これも業界初の機能です。加速度センサを外付けすることで、DMPはジャイロセンサと加速度 センサ、合わせて6軸の信号を合成することができ、携帯電話のアプリケーション・プロセサに対して全方位360°の動作を出力できます。こうして、アプリケーションン・プロセサ側での検知タイミングの同期やセンサ信号を合成するために行う演算の負荷を軽減することができます。MPU-3000は、そのほか、クロック・ジェネレータ、温度センサ、プログラマブルな割り込み、そして写真、ビデオ、およびGPSデータを同期させるためのFSYNCピン備えています。
Forward Conceptsの主席アナリスト、ウィル・ストラウス氏は次のように述べています。「加速度センサは携帯電話にモーション・センシングという新しい機能を加えました。さらに3軸ジャイロセンサによるモーション・プロセシングの導入は、1,150億ドルと言われるスマートフォン市場において次に必須となる機能(“must have”)をめぐり競争しているスマートフォン・メーカに決定的な差別化要素をもたらします。インベンセンスが提供する多機能のモーション・プロセシングは、次世代の携帯電話にアプリケーションの可能性を広げ、携帯電話メーカとアプリケーション・サプライヤに大きな収入源となると同時に、私たちユーザには電話との新たなインタフェースとなるでしょう。」
小型で高性能のMPU-3000のテクノロジーを可能にしているのは、インベンセンスの特許取得済み製造工法“ナシリ・ファブリケーション”です。この製造工法ではMEMSのメカ構造とCMOSの電子回路をウェハ・レベルで直接接合します。このテクノロジーは業界最高水準の0.03º/s/√Hzという低ノイズ、低消費電力、そして最小のパッケージ・サイズを実現します。8インチ・ウェハの製造プラットフォームと高度に自動化された検査・較正工程をもつ自社事業所(台湾)によりMPU-3000は、携帯機器メーカが求める量産体制をすでに整えています。
携帯製品事業部担当副社長のジョセフ・ジャンは次のように述べています。「私たちはこの数年のあいだ、携帯電話にモーション・プロセシング・ソリューションを提供できるよう、とくに携帯電話アプリケーションが求めるサイズ、消費電力、幅広いアプリケーションといった多様な要望に応えられるよう力を注いできました」。MPU-3000ファミリは、弊社がもっているさまざまなテクノロジー、ジャイロセンサとミックスド・シグナル・デザイン、MEMS製造工法、大量量産と出荷検査と較正といった私たちがもっている専門テクノロジーを集大成したテクノロジー的なブレイクスルーと言えるもので、真にユニークなソリューションを市場にもたらすことができるでしょう」。
MPU-3000ファミリは現在、限られた特定のお客様向けにサンプルを提供中で、2010年第2四半期に量産を開始する予定です。MPU-3000の量産予定価格は4ドル以下で、ユニークな機能をもつすべてのスマートフォンに狙いを定めています。さらに詳しい情報については、弊社ウェブサイト、http://www.invensense.com/jp/index.htmlをご覧ください。
インベンセンスは、ポータブル機器を中心としたコンスーマ・アプリケーション向けモーション・プロセシング製品のリーディング企業で、革新的なテクノロジーを基盤にして世界中のお客様に毎月数百万個の製品を出荷しています。
弊社が所有しているモーション・ププロセシングテクノロジーに関する特許と独自の製造工法“ナシリ・ファブリケーション”は、パフォーマンスの向上や機能の拡充、さらに直観的な動きや、ジェスチャーを利用するユーザ・インタフェースを取り込みながら拡大しているゲーム、手ぶれ補正、リモコンといった、さまざまなマス・マーケットのニーズに対応しています。インベンセンスは、非上場企業で、米国、カリフォルニア州サニーベル市に本社を置いています。
弊社の概要、製品の詳しい情報については、ウェブサイトhttp://www.invensense.com/jp/index.html をご参照ください。
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